オンリー子
出会いは寒い冬の時期だった。
不思議とお互いが惹かれ合うあの感覚。
心踊るデートを終えたあと2人は
出会った当日身体を重ね合った。
僕は彼女を抱く前、セフレなんてもういらんねん、おまえのこと大好きやから。といった。心からの感情だった。
そして、次に会った時、綺麗な景色を見ながら告白をした。彼女は泣いてくれた。
僕たちは頻繁に何度も会った。
ナンパ活動は激減。箱で女の子と話してるときも彼女のことが頭をよぎった。
自然と色んな言葉は効力を失う。
オンリーワン子は箱常連子。
何度もナンパしているところを見られた。友達にあいつはやめとけって何度も言われる、信じていいんだよね。と何度も泣かれた。
もう辛いのはやだよ。
僕は何度も何度も葛藤した。
チョリ部&くまシリーズ。
オンリー子とデートしてるときも毎日毎日楽しそうなラインの嵐。
ナンパの活動時間は週8で頭がおかしい人が集まってる。
みんな大好きだ☺️
ドアラくん、中年さん、絡んでくれる方も好きです☺️
僕は大好きな彼女、楽しい時間。どっちも捨てきれなかった。
このクソ楽しいナンパの時間を捨てるのか。
このクソ楽しいナンパをやめて、大好きな人と一緒に幸せに暮らすのか。
選択のときは短い。
彼女を泣かせるたびに、2人の関係は軋み、終わりを感じていた。でも、僕は別れの言葉を言えなかった。くずな僕もなぜか泣いていた。
かいじくんは家を借りてるんだよね。やり部屋やろ?笑 嘘なら、携帯のラインみせて。と言われ、僕はもう終わりだと思って、携帯のラインを見せた。こうやってナンパした子がどこで会ったかメモしてるんだね。笑
(ナンパ師ということも知っていたそう)
気がつくと彼女はおかしくなっていた。
それでも、彼女は愛してくれてた。
その代わり、束縛が激しくなり、クラブに行かないで欲しいと何度も言われた。
僕は悲しい嘘をつきまくった。
そこで、アクシデントが起き、
彼女と1ヶ月会えなくなった。
最後に会うとき、僕は同棲とともに全てを捨て、一緒になろうと告げ、お別れをした。
彼女は泣いて喜んでくれた。
僕も涙がでた。
奇妙な関係。別れの言葉は何度も言おうと思った。けど言えなかった。楽しい思い出が何度も何度も何度も頭の中で蘇ったから。
2018年8月末で約2年半のナンパ活動から引退を決めたはずだった。
1ヶ月の自由な時間、伸び伸びと束縛なしで、ナンパする時間は最高だった。
僕は連絡は絶やさなかったけど、1ヶ月全く電話さえもしなかった。
最後に会おうと言ったときには、別れ話しかしないと言われた。彼女は会う頻度による依存という束縛から解放されていた。理由はまた依存しちゃうから、もう流されて、傷つくのはいやだから。情が移る。
最後の言葉を放った。涙を流しながら
かいじくん「アイス買いにいこっか
それとも炭酸?
あ、それとも公園で踊る
好きな曲流してさ...
DVD借りに行く
面白いのあるかも...
やっぱ、弾丸で海いくか...
楽しかったよな...」
彼女「もうできないんだよ...しっかりして....」
2度と関係が戻ることはない。
僕は最低のクズだという自覚がある。
クズッかいぱれッくまだ。
正直、オンリー彼女をつくるならば、ナンパにかける時間をなくし、時間を全て1人の子に費やせば、良いと思う。
アカウントを消し、全てのラインを整理すれば後ろめたいこともなくなる。
その子に出会った時に。
長く続ければ続けるほど、抱く女の子が増えれば増えるほど、1人の女の子を好きになるのを難しく、感じていく。
かいじくんにとってナンパとは?
それは趣味であり、部活だ😶
即というゴールを目標にみんなと熱く楽しむ。
これ以上に楽しい趣味はない。
こんな楽しい大人の部活はないと思う。笑
仕事も趣味も全力でやる。そんな性格。
次にオンリー彼女を見つけるとき、それは趣味をやめるときだと覚悟を決める。
これからも続く果てなき、切ない楽しい遊び。
1人になると、彼女と聞いた好きな曲をよく聞く。ごくたまにふと後悔し涙を流す。女々しい人。